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設立25周年記念フォーラム

謹啓 
 時下ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別の御指導、御支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 私ども交通事故総合分析センターでは、交通事故に関する調査分析研究の成果を交通安全対策に活用していただくことを目的に毎年研究発表会を開催しています。
 本年は分析センター設立25周年の節目に当たるため、「設立25周年記念フォーラム」と銘打ち、「世界一安全な道路交通社会の実現に向けて ~これからの交通事故調査・分析・研究について~」をテーマとして開催いたします。前回の研究発表に加え、基調講演・特別講演・パネルディスカッションなども予定しております。下記のとおり開催いたしますので奮って御参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

謹白
  
公益財団法人 交通事故総合分析センター
理事長 石川 正

日 時 平成29年10月25日(水)10:30~17:00 (10:00受付開始)
会 場住友不動産ベルサール神田
東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2F
主 催公益財団法人 交通事故総合分析センター
後 援 警察庁 国土交通省 内閣府
座 席 400席  (参加費無料、事前登録制、立見あり)

アクセス

新宿線「小川町駅」B6出口徒歩2分
千代田線「新御茶ノ水駅」B6出口徒歩2分
丸の内線「淡路町駅」A6出口徒歩3分
JR線「神田駅」北口徒歩7分
銀座線「神田駅」4番出口徒歩7分

参加を希望される方へ

10月3日(水)午前10時 よりこちらのページより受付けを致します。

申込後に当日の参加が出来なくなった場合は、必ずキャンセルの手続きをお願い致します。


プログラム

10:30 開催挨拶 
理事長 石川 正
研究発表
10:35~11:00 1)高齢運転者事故の特徴と発生要因
 平成28年中の交通事故死者数は3,904人と前年から減少したが、そのうち高齢者が54.8%を占め、その割合は年々増加している。さらに、高齢者の自動車運転免許保有者数の増加に伴い、普通車及び軽自動車を運転中に死亡事故を起こす割合もこの10年間で1.8倍と増加傾向にあり、社会問題となってきている。事故発生の主な要因として、加齢に伴う身体機能の低下が挙げられるが、永年安全運転をしてきた高齢運転者に何が起こっているのか。本研究では、国内の事故データを基に高齢運転者に多く見られるヒューマンエラーによる事故の特徴と事故発生の真因をあぶり出し、今後の事故低減に向けた施策を論じる。
   研究部 主任研究員 柴崎 宏武
11:00~11:25 2)軽乗用車運転中の後期高齢者による死亡事故の特徴と対策
 近年、経済性や利便性の高さなどから、軽乗用車の高齢運転者の割合が拡大してきた。それに伴い、後期高齢者が軽乗用車を運転中に起した死亡事故件数は過去10年で普通乗用車とほぼ同等になるまで増加している。そこで本研究では、軽乗用車を運転する後期高齢者に着目し、普通乗用車との比較分析を行うことで、その特徴的な死亡事故形態を明らかにするとともに、その実態の分析により、事故予防のための効果的な対策について提言する。
  研究部 研究員 三枝 達彦
11:25~11:50 3)アクセルとブレーキペダルの踏み間違い事故の特徴と対策
 アクセルとブレーキペダルの踏み間違い事故の割合を年齢別にみると、高齢者、特に75歳以上の後期高齢者で高く、この傾向は10年前と大きな差は見られない。一方、運転免許証を保有する高齢者はこの10年間で約2倍に増え、今後も更に増加することが予想されており、この形態の事故が増加する可能性が高い。このような状況下にあって、高齢運転者の身体機能の低下等を補う安全運転サポート車への期待が高まっているがサポート機能が備わった車両の普及にはそれなりの年月を要すると考えられる。本研究では、高齢運転者のペダル踏み間違い事故に焦点を当て、危険性の高い場所や運転行動、想定される事故例を分析し、踏み間違い事故の特徴に応じた事故防止策について提言する。
  研究部 研究第一課 研究員 平川 晃洋
11:50~12:15 4)高齢運転者における交通事故リスクとモビリテイ支援
 高齢社会の我が国において、交通安全とモビリティの維持は解決すべき基本的問題の一つである。加齢に伴って心身の機能が変化する中で、高齢者に特徴的とされる交通事故が指摘されているが、それらの事故の実態と要因についてITARDAのデータベースからの集計結果とこれまでの先行研究から総合的に分析を行う。不適切な運転行動や操作ミスに起因すると考えられ交通事故や逆走事故など認知機能低下の影響とみなすことができる事故、そして急病・発作による事故などを中心として報告を行う。併せて、それらの結果から示唆されるモビリティ支援の方策についても報告を行う。
   研究部 客員研究員 堀川 悦夫
(佐賀大学医学部付属病院 動作解析・移動支援開発センター教授)
12:15~12:30 5)ミクロ調査の現状と課題 ~将来のミクロ調査に向けて~
 ITARDAのミクロ調査は、マクロ分析とともにわが国の交通事故データの両輪を成すものであり、平成5年の調査開始から今日まで約7,000件のデータを収集し、ITARDA内での分析研究を始め、自動車メーカー等にも提供されている。しかしながら、近年、調査件数の減少、ミクロ調査内容が昨今の著しい自動車技術の進展に必ずしも応じていないなどの課題がある。ここでは、これまでのミクロ調査の概要を説明するとともに、現状の課題を整理し、衝突安全技術だけではなく、予防安全技術の開発への貢献をも視野に入れた将来のミクロ調査の在り方についても紹介する。
   東京交通事故調査事務所 主任調査員 木内 透
休 憩(60分)
13:30~13:45 設立25周年記念懸賞論文表彰式
 交通事故総合分析センターは、設立25周年を記念して「今後の道路交通安全対策はいかにあるべきか~世界一安全な道路交通社会の実現に向けて」をテーマに論文を募集した。応募のあった50編について、有識者からなる審査委員会による厳正な審査が行われ、選考された最優秀賞1編、優秀賞2編、特別奨励賞について表彰を行う。
  
13:45~14:25 基調講演 : Vision Zero -日本の選択
 交通事故のない社会を目指す日本における現状認識、将来予測、対策効果の評価、目標設定の枠組みを俯瞰する。さらに、既存対策に加え、高齢者・生活道路対策、自動運転技術の導入、ビッグデータの活用における諸課題を、交通事故データなどの収集・分析、安全に係る情報の共有、専門家の養成と活用を中心として整理する。 
   千葉工業大学創造工学部教授 交通工学研究会会長 赤羽弘和
14:25~15:05 特別講演 : ドイツにおける交通事故例調査について
 自動車産業は、いうまでもなくグローバル産業であり、世界各国が産官学の協調によって世界市場への展開を図っている。特に、近年進展めざましい自動運転技術については、世界各国がその技術開発競争にしのぎを削っているところである。自動運転技術を始め、自動車の開発現場にとって、実際の交通事故例データは必要不可欠なものであり、良質な自動車の開発には、より高度で良質な交通事故例データの存在が必要不可欠といっても過言ではなく、交通事故例データについても、質・量ともに、世界に通用するものにしていかなければならない。そのためには、諸外国の交通事故例調査の実情についても知見を広げ、参考にすることが必須である。この度、設立25周年を記念して、イタルダ同様、ドイツにおいて交通事故例調査を行っている機関であるVUFOのデータ分析責任者をお招きして、ドイツにおける交通事故例調査について御紹介いただく。
   VUFO データ分析責任者 HENRIK LIERS
休 憩(20分)
15:25~16:45 パネルディスカッション : ITARDAの交通事故調査・分析・研究が果たしてきた役割とこれからの課題」
 交通事故死者数は、平成4年(1992年)ITARDA設立時には11,452名であったが、その後関係各部門のさまざまな取組みにより平成28年(2016年)には3,904名と大幅に減少した。しかし、最近では他の先進国同様に下げ止まり傾向が見られ、第10次交通安全基本計画の「2020年までに2500名以下の交通事故死者数」という目標を達成し、さらに、世界一安全な道路交通の実現を目指して長期的に更なる削減を図って行くには、新たな取組が必要と考え、次の観点を踏まえて今後のITARDAの役割・課題についての討議を行う。
 ① 安全運転サポート車の普及、自動運転の導入
 ② 高齢ドライバーの増加を踏まえた、高齢運転者交通事故対策の強化
 ③ 被害最小化を目指した医工連携のさらなる推進
 ④ 幹線道路だけでなく生活道路での交通安全対策の強化

モデレータ 
 ・赤羽 弘和 <千葉工業大学創造工学部教授、交通工学研究会会長【交通工学】>
パネラー  
 ・松浦 常夫 <実践女子大学教授  【交通心理学】>
 ・上地 幸一 <自工会 安全部会副部会長【安全運転サポート車と交通安全】>
 ・堀川 悦夫 <交通事故総合分析センター客員研究員
        佐賀大学医学部付属病院 動作解析・移動支援開発センター教授【運転と心身機能】> 
 ・大塚 俊介 <交通事故総合分析センター常務理事【道路と自動運転】>

  
16:45 閉会の辞
常務理事 矢作 伸一