理事長からのご挨拶

理事長 小田村 初男
平素から(財)交通事故総合分析センターの事業に対する皆様方のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
また,茨城県内の一部地域において,当センターが行う調査活動に対して,多大なるご支援,惜しみないご協力をいただき,この場をお借りして心から感謝申し上げます。
さて,平成21年中における交通事故の情勢は,すでにご存じの事とは思いますが,発生件数,死者数及び負傷者数共に前年より減少し,死者数に於いては,昭和27年以来57年ぶりに5,000人を割り込むことができました。これもひとえに,多くの方々が交通安全のための諸施策にご努力されたたまものと感じているところでございます。しかし,いまだ年間で5,000人近くの方が交通事故で亡くなられており,90万人を超える方が負傷されている事態は,これまでと同様,憂慮すべきことに変わりはありません。
当センターは,こうした現代社会の大きな課題である交通事故の防止と交通事故による被害の軽減を目的として設立されました。その事業内容は,交通事故の発生要因の分析研究に必要なデータを収集するとともに,実際に発生した交通事故例の調査分析を実施しています。また収集したこれらのデータを基に「人」「道」「車」の三要素を中心に総合的・科学的な分析研究を行い,得られた研究成果を,交通安全に携わる人たちに,広く,分かり易く提供し活用されることで,社会の安全・安心に大きく貢献をしています。
今年度の分析研究の方針といたしましては,社会的な課題である高齢者,歩行者,自転車など一般に交通弱者と呼ばれる方が関係した事故の分析を行い,これらの方の安全確保に資する研究に焦点をあて,取り組んで参りたいと考えております。 またこれまで行っている交通事故例調査活動におきましても,更に充実させ,得られたデータを早期に活用できるようにしていきたいと考えています。
最後になりましたが,当センターは,新公益法人制度における「公益財団法人」への移行を目指しており,その申請手続きのための適切な対応など多くの課題が山積しています。こうしたことも含めまして,今後も役職員一同,力を合わせて業務に取り組み,皆様からの期待と信頼にこたえて参りますので,引き続き,ご支援とご協力をお願いいたしますとともに,皆様の益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。









